新築住宅に住み始めると、快適なはずの空間で「目がチカチカする」「喉が痛くなる」「頭が重い」といった体調不良を感じることがあります。
この症状の原因の一つとして考えられるのが、シックハウス症候群です。特に、新築住宅にはホルムアルデヒドなどの化学物質が放出される可能性があり、換気不足や家具の選び方次第では、体調に悪影響を及ぼすこともあります。
健康的な住まいを実現するために、ぜひ最後までお読みください。
新築のシックハウス症候群はいつまで？ホルムアルデヒドについても解説
新築住宅を購入したり、新しい家に引っ越した際に「目がチカチカする」「喉が痛い」「頭痛がする」といった症状に悩まされた経験はありませんか？
これらの症状の原因の一つとして、シックハウス症候群が挙げられます。特に新築住宅では、ホルムアルデヒドなどの化学物質が原因となるケースが多く、しっかりとした対策が必要です。
本章では、シックハウス症候群の概要や症状の持続期間、ホルムアルデヒドの影響について詳しく解説していきます。
そもそもシックハウス症候群とは？
【シックハウス症候群の定義】
シックハウス症候群とは、住宅や建築物の室内環境が原因で、身体にさまざまな健康被害を引き起こす症状の総称です。
この症状は、新築住宅やリフォーム直後の家、家具の新調後などに多く報告されています。
【なぜシックハウス症候群が起こるのか？】
主な原因は、建材や家具に含まれるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物（VOC）の放散、カビやダニなどのアレルゲンの影響、換気不足による化学物質の蓄積などが挙げられます。
現代の住宅は、断熱性能や気密性が高くなっているため、これらの物質が室内にこもりやすく、シックハウス症候群を引き起こしやすくなっています。
【誰がなりやすい？】
シックハウス症候群は特に以下の人に発症しやすいとされています。
- アレルギー体質の人（喘息やアトピーを持っている人）
- 免疫力の低い子どもや高齢者
- 長時間室内で過ごす人（在宅ワーク・主婦・高齢者など）
- 化学物質に対する感受性が高い人（化学物質過敏症の傾向がある人）
【シックハウス症候群が社会問題化した背景】
1990年代以降、日本の住宅は断熱性能や気密性が向上し、省エネルギー性能が高い住宅が普及しました。
しかし、その一方で換気が十分に行われず、ホルムアルデヒドなどの化学物質が室内にこもりやすくなりました。この結果、シックハウス症候群が大きな社会問題となり、2003年には建築基準法が改正されました。
シックハウス症候群の症状
シックハウス症候群の症状は人によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。
【呼吸器系の異常】
- 喉の痛みや咳、鼻水、くしゃみ
- 息苦しさや喘息の悪化
- 目の刺激（チカチカする、涙が出る）
【神経系の異常】
- 頭痛、めまい、倦怠感
- 集中力の低下、イライラ感
- 不眠や睡眠の質の低下
【皮膚や粘膜の異常】
- 皮膚のかゆみや湿疹
- アレルギー症状の悪化
- 唇や喉の乾燥
このように、シックハウス症候群の症状は非常に多岐にわたります。症状が軽度な場合は、換気や空気清浄機の利用で改善することが多いですが、重度になると日常生活に支障をきたすケースもあります。
新築住宅のシックハウス症候群はいつまで続くのか
【一般的な発生期間】
シックハウス症候群は、新築やリフォーム後の住宅で特に発症しやすく、初期の1〜2年が最もリスクが高いとされています。なぜなら、新しい建材や家具から放出されるホルムアルデヒドの濃度が最も高くなる時期だからです。
一般的に、建材や接着剤からのホルムアルデヒドの放散は5年程度続くと言われていますが、換気や適切な対策を行うことで影響を軽減することが可能です。
【影響を長引かせる要因】
シックハウス症候群の症状が長く続く場合、以下のような要因が関係している可能性があります。
- 換気不足（窓を開ける習慣がない、換気扇を活用していない）
- ホルムアルデヒドの多い建材や家具の使用（F★★★★未満の合板や家具）
- カビやダニの発生（湿度管理が不十分な場合）
- 住人の体質（化学物質に対する感受性が高い人ほど影響を受けやすい）
新築住宅で生じるホルムアルデヒドについて
【ホルムアルデヒドとは？】
ホルムアルデヒドは、無色で刺激臭のある化学物質で、建築資材や家具、接着剤、防腐剤などに含まれています。
特に新築住宅では、ホルムアルデヒドが大量に放出されるため、シックハウス症候群の原因の一つとされています。
【ホルムアルデヒドの放散量が多い建材・製品】
- 合板やMDF（中密度繊維板）（家具や建築用のボード）
- 壁紙の接着剤や塗料
- カーペットやカーテン（防虫・防カビ加工されたもの）
ノンホルムアルデヒド・低ホルムアルデヒドとは
最近では、ホルムアルデヒドの影響を軽減するために、「F★★★★（エフフォースター）」と呼ばれる低ホルムアルデヒド建材が推奨されています。
また、「ノンホルムアルデヒド」と表記されている製品は、ホルムアルデヒドを含まない材料で作られています。
ホルムアルデヒドによって生じる健康障害
ホルムアルデヒドは、WHO（世界保健機関）によって「発がん性がある」と分類されています。長期間にわたって高濃度のホルムアルデヒドを吸入すると、気管支炎や喘息の悪化につながるリスクがあります。
新築住宅で生じるシックハウス症候群の治し方
新築住宅に引っ越した後に体調不良を感じた場合、それがシックハウス症候群である可能性があります。この症状を和らげるためには、日常的な対策を行うことが重要です。本章では、シックハウス症候群の具体的な治し方について詳しく解説していきます。
こまめに換気する
【なぜ換気が重要なのか？】
シックハウス症候群の主な原因の一つは、室内にこもるホルムアルデヒドや揮発性有機化合物（VOC）の蓄積です。これらの化学物質は目に見えませんが、空気中に拡散し、長期間放置すると健康に悪影響を及ぼします。
そのため、最も簡単で効果的な対策は「こまめな換気」です。
【換気のポイント】
- 1日2〜3回、15分以上の換気を実施する
- 朝起きたらまず換気を行う
- 昼間にも1回、夕方〜夜にかけて1回換気をすると効果的
- 窓を対角線上に開け、空気の流れを作る
- 風が通りやすいように窓を2箇所以上開ける
- 24時間換気システムを活用する
- 最近の新築住宅には24時間換気システムが設置されているため、常時稼働させることが重要
換気を習慣化することで、室内の空気を常にクリーンな状態に保ち、シックハウス症候群のリスクを軽減できます。
空気清浄機を設置する
【空気清浄機はシックハウス症候群に有効か？】
空気清浄機は、ホルムアルデヒドやVOCの除去には直接的な効果が薄いですが、ホコリやカビ、ダニなどのアレルゲン対策としては有効です。また、活性炭フィルター搭載の空気清浄機を選ぶことで、一部の化学物質の除去も可能になります。
【空気清浄機を効果的に使うポイント】
- 「HEPAフィルター＋活性炭フィルター」搭載モデルを選ぶ
- HEPAフィルター：微粒子のホコリやアレルゲンを除去
- 活性炭フィルター：ホルムアルデヒドやVOCを吸着
- 部屋の広さに合った機種を選ぶ
- 適用床面積が部屋よりも大きいモデルを選ぶと効果的
- 定期的にフィルターを交換する
- 汚れたフィルターは効果が低下するため、説明書に従って交換
空気清浄機を換気と併用することで、より健康的な室内環境を作ることができます。
原因物質となる家具や生活用品を避ける
【ホルムアルデヒドを含む家具や生活用品とは？】
シックハウス症候群の原因は、建材だけでなく、家具や生活用品にも潜んでいます。特に合板を使用した家具や、防腐・防虫加工が施されたカーペット、カーテンなどにはホルムアルデヒドが含まれていることがあります。
【ホルムアルデヒドの少ない製品を選ぶポイント】
- 「F★★★★（エフフォースター）」規格の家具を選ぶ
- 低ホルムアルデヒド製品で、建築基準法の最高ランクに該当
- 無垢材の家具を選ぶ
- 合板ではなく、ホルムアルデヒドを含まない天然木の家具が理想的
- カーテンやカーペットは「防腐・防虫加工なし」のものを選ぶ
- オーガニックコットンやウールなどの自然素材が◎
家具や生活用品を選ぶ際に、ホルムアルデヒドの少ないものを意識することで、シックハウス症候群のリスクを大幅に下げることができます。
原因物質が溜まりにくい構造にする
【ホルムアルデヒドが溜まりにくい家とは？】
住宅の構造によっては、ホルムアルデヒドなどの化学物質が室内に溜まりやすくなります。特に気密性が極端に高い家では、換気が不十分になり、ホルムアルデヒドが蓄積しやすくなります。
【対策方法】
- 24時間換気システムを活用する
- 現代の新築住宅には換気システムが義務付けられているため、常時稼働させることが重要
- 室内の空気の流れを意識する
- エアコンや扇風機を活用し、空気を循環させる
- 家具の配置を工夫する
- 壁際に家具を詰め込みすぎると空気の流れが滞るため、適度なスペースを確保
室内の設計段階から換気や空気の流れを考慮することで、ホルムアルデヒドの蓄積を防ぎ、快適な住環境を実現できます。
創伸の建てるお家は有害物質が出ない材料を使います。そもそも有害物質が出なければ室内に溜まることはありません。加えて第一種機械換気システムを標準で装備しているためせっかくの高気密高断熱のお家のメリットを阻害することなく家中いつも新鮮できれいな空気で満たされます。シックハウスとは無縁のお家を知りたい方はこちらからお問い合わせください！
新築住宅のシックハウス症候群に関するよくある質問
新築住宅に住み始めた際、「シックハウス症候群の症状が出たけれど、どうすればいいの？」「この症状は一時的なものなの？」といった疑問を持つ方は多いでしょう。
本章では、新築住宅のシックハウス症候群に関して寄せられるよくある質問に対し、詳しく解説していきます。
シックハウス症候群による死亡例はある？
【シックハウス症候群は命に関わるのか？】
シックハウス症候群の症状は、軽度なものであれば「喉の痛み」「目のかゆみ」程度で済むことが多いですが、重度になると呼吸困難や極度の倦怠感を引き起こすケースもあります。
特に、喘息持ちの方や化学物質過敏症の方にとっては深刻な問題となる可能性があるため、注意が必要です。
【実際に死亡例はあるのか？】
これまでに、ホルムアルデヒドやVOCの影響で健康被害を受けた報告は多くあるものの、直接的な死亡例はほとんど報告されていません。しかし、以下のような間接的な影響が命に関わることもあります。
- 喘息の悪化により呼吸困難を引き起こす
- 長期間の曝露によって慢性疾患を発症する可能性
- 化学物質過敏症の悪化による生活の質の低下
このため、「症状が軽いから大丈夫」と安易に考えず、症状が続く場合は早めに対策を取ることが重要です。
シックハウス症候群になりやすい人の特徴は？
【シックハウス症候群になりやすい人とは？】
シックハウス症候群の影響を受けやすいのは、体質や環境によって異なります。以下のような特徴を持つ人は、特に注意が必要です。
【影響を受けやすい人の特徴】
- アレルギー体質の人
- 喘息やアトピー、花粉症を持っている人は、シックハウス症候群の症状が強く出る傾向があります。
- 子どもや高齢者
- 免疫力が未発達な乳幼児や、免疫機能が低下している高齢者は、ホルムアルデヒドの影響を受けやすいです。
- 在宅時間が長い人
- 在宅ワークをしている人や専業主婦・主夫の方など、長時間室内で過ごす人は化学物質に晒される時間が長く、影響を受けやすくなります。
- 化学物質過敏症の人
- 香水やタバコの煙に敏感な人は、シックハウス症候群の原因物質にも過敏に反応する可能性があります。
このように、特定の条件に当てはまる人は、シックハウス症候群のリスクを軽減するために積極的な対策を取る必要があります。
シックハウス症候群をセルフチェックする方法は？
【シックハウス症候群かどうか見分けるには？】
シックハウス症候群の症状は個人差があるため、「なんとなく体調が悪いけど、これがシックハウス症候群なのか分からない」という方も多いでしょう。
以下のセルフチェック項目を確認することで、自分がシックハウス症候群の影響を受けている可能性を把握できます。
【シックハウス症候群セルフチェックリスト】
✅ 新築住宅やリフォーム直後の家に住んでいる
✅ 室内にいると目がチカチカしたり、喉が痛くなる
✅ 頭痛や倦怠感を感じることが増えた
✅ 窓を開けて換気をすると症状が軽減する
✅ 家の中にいると息苦しくなることがある
✅ アレルギー症状（喘息、アトピーなど）が悪化した
もし3つ以上当てはまる場合は、シックハウス症候群の可能性が高いため、換気や家具の見直し、空気清浄機の使用などの対策を行うことをおすすめします。
【医療機関に相談するべきケース】
以下のような場合は、単なる体調不良ではなく、シックハウス症候群が深刻化している可能性があるため、医療機関で相談することを検討してください。
- 室内で長時間過ごすと動悸やめまいを感じる
- 換気しても症状が改善しない
- 湿疹や皮膚のかゆみが長期間続いている
シックハウス症候群の診断は、アレルギー科や内科、環境医学を扱う病院で受けることができます。
新築住宅のシックハウス症候群に関する正しい知識を持とう
新築住宅のシックハウス症候群は、すべての人に発症するわけではありませんが、リスクを軽減するために事前の対策が必要です。以下のポイントを押さえて、健康的な住環境を整えましょう。
✅ シックハウス症候群による死亡例はほとんどないが、重症化すると生活に大きな影響を与える
✅ アレルギー体質の人や在宅時間が長い人は特に注意が必要
✅ セルフチェックで自分の症状を確認し、必要に応じて医療機関に相談する
✅ 換気・空気清浄機の活用・家具の選定を意識して、リスクを最小限に抑える
新築を検討するならシックハウス症候群になりにくい素材を選ぼう
新築住宅を建てる際、見た目や間取りだけでなく、「シックハウス症候群になりにくい素材を選ぶ」ことが重要です。建材や家具の選び方によって、室内の空気環境は大きく変わります。本章では、新築住宅を計画する際に選ぶべき安全な素材について詳しく解説します。
低ホルムアルデヒド建材とは？
【ホルムアルデヒドが少ない建材の重要性】
新築住宅に使用される合板や接着剤には、ホルムアルデヒドが含まれていることがあります。これらの建材から徐々にホルムアルデヒドが揮発し、室内空気を汚染するため、シックハウス症候群の原因になり得ます。
そのため、新築住宅では低ホルムアルデヒド建材を選ぶことが重要です。
【F★★★★（エフフォースター）とは？】
ホルムアルデヒドの放散量を抑えた建材には、「F★★★★（エフフォースター）」というJIS規格（日本工業規格）があります。この規格は、建築基準法に基づいて定められており、以下の基準で分類されています。
| 等級 | ホルムアルデヒド放散量 | 用途制限 |
| F★ | 5.0mg/L以上 | 使用制限あり |
| F★★ | 1.5mg/L以下 | 一部制限あり |
| F★★★ | 0.5mg/L以下 | ほぼ制限なし |
| F★★★★ | 0.3mg/L以下 | 使用制限なし（最も安全） |
新築住宅では、「F★★★★の建材を選ぶことで、ホルムアルデヒドの影響を最小限に抑えられる」ため、安全な住環境を作るためには必須の条件といえます。
自然素材を使った家づくりのメリット
【自然素材がシックハウス症候群を防ぐ理由】
シックハウス症候群のリスクを抑えるためには、化学物質の含有量が少ない自然素材を使用することが有効です。自然素材は、ホルムアルデヒドを含まないだけでなく、室内の湿度を調整する働きもあり、健康的な住環境を作るのに適しています。
【おすすめの自然素材】
- 無垢材（天然木材）
- 合板と違い、接着剤を使用しないためホルムアルデヒドの発生がほぼゼロ
- 木が持つ調湿効果で、結露やカビの発生を抑える
- 経年変化で味わいが増すため、長く快適に住める
- 珪藻土（けいそうど）や漆喰（しっくい）の壁材
- VOCを吸着・分解し、室内の空気を清浄化する
- 調湿効果があり、結露やカビの発生を抑える
- 自然な風合いがあり、デザイン性にも優れる
- コットンやリネンのカーテン・壁紙
- 化学繊維ではなく天然素材なので、ホルムアルデヒドの発生がほぼゼロ
- 静電気が起きにくく、ホコリが付きにくい
これらの素材を積極的に採用することで、シックハウス症候群のリスクを軽減しながら、快適で健康的な住環境を作ることができます。
実際に天然無垢材を使用して建てたお家に住み始めたお客様でお子様のアトピーが改善したりぜんそくを患っていたお子様が治ったりなど多数の報告を受けています。
施工時にできるホルムアルデヒド対策とは？
【施工時の工夫がシックハウス症候群を防ぐ】
シックハウス症候群は、建材の選び方だけでなく、「施工時の工夫」によってもリスクを軽減できます。
以下のような対策を行うことで、ホルムアルデヒドの影響を最小限に抑えることが可能です。
【施工時にできる具体的な対策】
- 「ベイクアウト」を実施する
- 新築住宅の施工後、室温を上げてホルムアルデヒドを強制的に揮発させる方法
- 揮発した化学物質を換気で外に排出することで、入居時のホルムアルデヒド濃度を下げる
- 接着剤や塗料を「低VOC製品」にする
- 壁紙や床材の接着剤、塗料にVOC（揮発性有機化合物）が含まれている場合が多い
- 「低VOC製品」や「水性塗料」を使用することで、室内空気を汚さない
- 換気システムを計画的に導入する
- 24時間換気システムを設置し、施工直後から稼働させる
- 窓の配置を工夫し、自然換気がスムーズに行えるようにする
新築住宅を建てる際は、デザインや間取りだけでなく、「どのような建材を使うか」が健康に大きな影響を与えます。以下のポイントを意識することで、シックハウス症候群を防ぐことができます。
✅ F★★★★（エフフォースター）の建材を使用し、ホルムアルデヒドの放散量を最小限に
✅ 無垢材や珪藻土などの自然素材を選び、室内環境を整える
✅ 施工時にベイクアウトを行い、ホルムアルデヒドを揮発させる
✅ 低VOCの接着剤や塗料を選び、化学物質の発生を抑える
まとめ│新築時こそしっかりとシックハウス症候群対策を
新築住宅は、快適で健康的な生活を送るための理想的な空間ですが、ホルムアルデヒドをはじめとする化学物質の影響を考慮し、シックハウス症候群を防ぐための対策を講じることが大切です。
本記事で紹介した対策を実践し、安心・安全な住まいを実現しましょう。
ホルムアルデヒドと新築の関係を正しく理解しよう
【ホルムアルデヒドとは何か？】
ホルムアルデヒドは、新築住宅や家具に使われる合板、接着剤、防腐剤などに含まれる化学物質で、揮発性が高く、空気中に拡散する特性を持っています。そのため、新築直後はホルムアルデヒド濃度が高まり、シックハウス症候群の原因となることがあります。
【ホルムアルデヒドのリスクと影響】
ホルムアルデヒドが原因で発生する健康被害には、以下のようなものがあります。
✅ 呼吸器系への影響（喉の痛み、咳、喘息の悪化）
✅ 皮膚や目への刺激（目のかゆみ、充血、皮膚炎）
✅ 神経系への影響（頭痛、めまい、倦怠感）
【新築時のホルムアルデヒド対策のポイント】
- 建材や家具を選ぶ際は「F★★★★」規格の製品を選択する
- 自然素材（無垢材、珪藻土など）を活用し、空気環境を整える
- 施工時に「ベイクアウト」を行い、ホルムアルデヒドの揮発を促進する
- 換気を徹底し、化学物質を室内にため込まない
これらの対策を実践することで、ホルムアルデヒドの影響を最小限に抑え、健康的な新築生活を送ることができます。
お子さまの健康が気になったりアトピーやぜんそくでお悩みの方は是非一度、お家の状態を確認してみてください。またこれから新築をご検討の方は創伸の建てるお家はどんなお家なのかを見てみてください。お問い合わせ資料請求はこちらからお気軽にご連絡ください！
